1. ミズシマ盛り上げ隊とは
倉敷市南部に位置する水島は、工業地帯としてのイメージが強い一方で、約9万人が暮らす住宅地や商業施設も多く、幅広い世代が生活する活気ある地域です。
しかし、古くから続く商店街では時代の流れとともにシャッターを下ろす店舗も増え、「かつての賑わいを取り戻したい」という声が長年あがっていました。
こうした背景の中、「水島をもう一度元気なまちにしたい」という想いから、2008年に有志によって結成されたボランティアグループがミズシマ盛り上げ隊です。
企画、運営、広報、イベント設営に至るまで、すべてを自分たちで考え、手づくりで実行するスタイルが特徴です。
一貫して大切にしてきたモットーは、
「まず自分たちが楽しみ、全力で取り組むこと」。
その姿勢は地域の方々から厚い信頼を集め、数々のイベントを成功させてきました。
現在は約20名のメンバーが所属し、子どもから大人まで地域に関わるすべての人たちが笑顔になれる企画づくりを続けています。
2. 隊長・植田充彦について
ミズシマ盛り上げ隊の二代目隊長を務めるのが、弊社代表取締役社長である植田充彦(うえだ みつひこ)です。
明るい人柄と行動力、そして持ち前のリーダーシップから、仲間たちからは親しみを込めて「アニキ」と呼ばれています。
植田は、地域活動の中心で動くことはもちろん、企画立案・司会進行・チーム統率・行政との連携など、多岐にわたる役割を担いながら水島の魅力を発信し続けています。
さらに、2024〜2025年度には倉敷水島ロータリークラブの会長を務め、地域奉仕と国際的な親善の促進において中心的な役割を担いました。ロータリーが掲げる高い倫理観と奉仕の精神を体現しながら、地元水島の未来づくりに寄与する活動を精力的に展開。地域の信頼を集める存在として、その名を大きく刻んだ一年となりました。
本人が常に大切にしている想いは、
「見返りを求めない無償の愛で、地域に喜びと活気を届けること」。
地域貢献が自分自身の成長につながるという考えのもと、若い世代に社会活動の楽しさや価値を伝えることにも力を入れています。
3. 主なイベント実績
ミズシマ盛り上げ隊は、15年以上にわたり水島の魅力を伝える多彩なイベントを企画・運営してきました。
その代表的な取り組みをご紹介します。
● 講演会(2008年〜)
結成のきっかけとなった初のイベント。
全国を飛び回る講師「てんつくマン」を自身たちの力で招き、300席の会場に400名以上が集まる大盛況に。
収益は児童養護施設への寄付や備品購入に充てられ、地域への支援にもつながりました。
● 水島水鉄砲まつり(2013〜2018年)
「子どもたちに本気の体験を」
という想いから誕生した水島商店街の活性化イベント。
四天王と竜神が登場するオリジナルストーリーとともに、大人も子どもも全力で水鉄砲バトルを展開。
2,000Lの水、手作りの竜神像、協賛企業の差し入れなど、地域一体となって盛り上がる夏の名物となりました。
● いす1グランプリ水島(2015〜2019年)
椅子にまたがり2時間走り続ける全国的イベントが水島でも開催。
80組以上が参加する日本最大規模に成長し、水島の知名度向上に大きく貢献しました。
テレビ局やタレントも参加し、企業の研修として活用されるほどの人気企画に。
● ミズシマ夕暮れガーデン(2016〜2019年、2022年、2024年)
夕暮れの公園にソファを並べ、ライトアップの中で音楽と食を楽しむ大人のマルシェであるミズシマ夕暮れガーデン。
地元飲食店の特別出店、プロのバンド演奏、高校生による書道パフォーマンスなど、地域の魅力が詰まった上質な空間を作り上げました。
● みずしま夕暮れガーデン港フェス(2024)〜水島ポートパーク公園に灯った地域の新たな賑わい
2024年10月19日に開催された「みずしま夕暮れガーデン港フェス」は、水島ポートパーク公園の魅力を地域の人々に再発見してもらうことを目的に企画された音楽イベントです。普段はあまり利用されていない公園を「人が集まり、楽しめる場所にしたい」という想いから立ち上がり、倉敷水島ロータリークラブを中心に、ミズシマ盛り上げ隊や地域団体が協力して実現しました。
水島ポートパーク公園は1994年に完成した歴史ある公園で、オーストラリアのアボリジニ壁画やステージ広場など、ユニークな魅力が詰まっています。しかし近年はイベント利用も少なく、街灯やトイレが使えない状態のまま眠っていた場所でした。そこで主催者たちは使用許可の取得や整備の相談を重ね、公園をもう一度地域の拠点にしようと準備を進めました。
開催日は雨予報でしたが、主催者の判断で雨天決行に。準備を進める中、午後には雨も上がり、来場者も増え始めました。会場には水島を中心に、福田町、真備町、岡山市からも飲食店が出店し、公園内はにぎやかな屋台村のような雰囲気に。おでん、串揚げ、メロンパン、栗ぜんざい、本格カクテルや特別なコーヒーまで、多彩な出店が来場者の楽しみを広げました。
音楽ライブには、事前オーディションで選ばれた6組のアーティストが出演。箏とパーカッションのデュオ、インターナショナルユニット、スカバンドなど、多彩なジャンルの音楽が公園に響き渡り、雨上がりの会場が一気に華やぎました。特に最後を飾った「コジスカオーケストラ」は会場全体を巻き込む盛り上がりを見せ、アンコールの声も上がるほどでした。
今回のフェスは、雨での中止が懸念されながらも、地域の協力と準備の積み重ねによって無事に開催され、水島に眠っていた公園の新たな可能性を示す一日となりました。地域の人々が気軽に集まり、音楽と食を楽しみながら交流できる場が、これからも水島で広がっていくことを期待させるイベントでした。

● みずこんPARTY(2014〜2023年)
倉敷市委託の婚活イベントとしてスタート。
独自のサポート体制により高いカップル成立率を誇り、結婚に至った参加者も多数。
2023年の「奇跡のクリスマスBBQ」ではカップル成立率100%を達成するなど、地域の未来を支える人気企画となっています。

4. メディア・行政との連携
ミズシマ盛り上げ隊の活動は地域にとどまらず、行政・企業・メディアにも広く認知されています。
● 第69回水島港まつり運営(2025年)
水島を代表する一大イベント「水島港まつり」において、植田隊長が中心メンバーとして運営に参画。
地域チームとの調整、ステージ構成、安全管理、広報など幅広く支え、大盛況の開催に貢献しました。
● FMくらしき出演(2025年11月12日 17:30)
地域密着型ラジオ局「FMくらしき」に植田隊長が出演し、水島港まつりの魅力や地域活動の意義を紹介。
街づくりへの想いや次世代へのメッセージを発信し、多くのリスナーから反響をいただきました。
5. これからのビジョン
ミズシマ盛り上げ隊は、これまでの活動を基盤にしつつ、次のステージへ向かおうとしています。
-
若い世代の参加促進
高校生・大学生の参加を増やし、地域活動を通じた成長の機会を提供。
-
地域と企業の連携強化
行政・企業・団体と協力し、より大きな地域活性プロジェクトへ。
-
継続可能なイベントの創出
水島の魅力を未来へつなぐ、持続性の高い取り組みを推進。
植田隊長が掲げるのは、
「見返りを求めず、地域のためにできることを全力でやる」
という普遍的な理念。
これからも水島のまちを元気にし、日本全体を明るくする力となるべく、活動を続けていきます。






